むらくも建築工房より最新情報をお届け お知らせ

【Pick Up! 施工例】むらくも建築工房の家 #22

 

【Pick Up! 施工例】では、過去に施工してきた様々な物件をご紹介し、むらくも建築工房の家造りに対する熱意や信念等を垣間見て頂きながら、これから家造りやリフォームを検討しようとお考えの皆様のご参考になるようご説明して行きます。

 

◆Pick Up! 施工例 むらくも建築工房の家  #22 / 集合住宅リフォーム 生駒市東生駒

 

▼今回は、これまで紹介してきたマンションリフォームの内容に外装などにも手を加えた集合住宅の丸ごとリフォーム事例をご紹介します。

着工前よりも使いやすく間取りを変え、設備機器なども新設された室内は快適な環境に生まれ変わり、生気を失った外観は重厚さと温かみをまとい、まるで建物自体を建て直したかのような印象に仕上がりました。

戸建てやマンションの一室に限らず集合住宅全体に対しても、むらくも建築工房の高い施工技術が通用することを証明できる施工例となっています。

今回で集合住宅関連のリフォーム施工例は最終章となりますが、間取りや空間自体の変化も気になるところです!現在マンションにお住まいでリフォームをご検討されている皆様、そして収益物件を所有されているオーナー様必見!!

こだわりを持って丁寧に施工した「むらくも建築工房」の現場がどんな風に生まれ変わっていくのか?きっと家造りやリフォームの参考なること間違い無しです!

 

 

 

 

▼外観

■ビフォー

非常に劣化が激しい建物外観。

屋上の貯水タンクやバルコニーの手すりなどの金属部分は錆て腐食が進んでいるようです。外壁や土間タイルなども経年の傷みや汚れなどで黒くなっているのが分かります。

 

 

 

 

●アフター

貯水タンクは錆を落としてから新規で塗装を行い、バルコニーの手すりは木目調のアルミ製品が新設されました。外壁には部分的に石目調のタイルを大胆に貼ることでアクセントとなり、建物に重厚感がでてきます。

着工前と比較してカラーバランスは温かみのある配色になり、以前には無かったゴミステーションが設置されました。

 

 

 

 

 

●エントランス・ポスト・階段

■ビフォー

エントランス周りは、赤い鉄骨やレンガ調タイルを組み合わせたシンプルなものでしたが、経年による汚れや劣化で黒くシミができ鉄骨部分は錆が浮いています。

階段のモルタルも黒く変色し、一部のタイルでは白樺現象により白い汚れも散見できます。

 

 

 

古めかしい雰囲気のポストや劣化して立て付けの悪くなったドア類。

階段部分は薄暗く、階段や壁の汚れが顕著で廃墟的な印象さえ感じます。

 

 

 

●アフター

既存の鉄骨エントランスゲートは撤去され開放的な雰囲気になりました。

階段やスロープ、土間などはベージュのテラコッタ調タイルが優しい印象で、壁面の石目調タイルが落ち着きのある重厚さを演出。それ以外の壁面も温かみのあるベージュカラーで塗装され、一気に明るい雰囲気に変わりました。

 

 

 

以前はセキュリティー機能のない昔ながらのポストでしたが、リフォーム後は階によって色分けしダイヤル式のロックが出来るので防犯対策も安心です。

着工前はガラスのドアがありましたが、左の階段手前にも出入りできるスペースがあるため、こちらは壁面を造り踊り場のようになっていた空間をマルチに使える管理ルーム的な部屋として新たに設けています。

 

■ビフォー

※着工前のフリースペース。赤く囲っている箇所を部屋にしました。

 

 

●アフター

居住スペースではないため決して広さはありませんが、手洗いやトイレ、造作棚などが揃い十分な空間が確保されているのが分かります。

 

 

 

 

 

 

 

 

着工前の雰囲気と比べて一目瞭然の変化を成し遂げた階段部分。

ベージュ系のカラーで塗装やタイルを統一しているので明るく、温かみのある優しい雰囲気なので女性が利用する場合も安心感があります

 

 

 

 

 

 

▼マルチスペース

■ビフォー

2Fの通路途中に設けられたマルチスペース。

以前は室内に洗濯機を配置するスペースが無かったことから、共同利用できる洗濯機が用意されていたようです。

 

●アフター

現在は各部屋に洗濯機を設置する洗濯パンが敷設され、個別で洗濯が可能になったのでこちらのスペースは管理用のマルチな空間になりました。

 

 

 

 

 

 

▼斜壁

■ビフォー

元の色が分からないほどに色褪せや劣化が進んでしまった斜壁のトタン材。

このまま劣化が進むと道路に落下することも考えられるため早急な対応が必要でした。緑色の針金で仮止めされていますが、心もとない印象は否めません。

 

●アフター

耐候年数が高く劣化しにくいスレートの屋根材が施工された着工後の様子。

建物の雰囲気に合わせて深みのあるオレンジが映えます。

下地から整えて施工し直し落下しないよう下地にも工夫しているので、安心です。

 

 

 

 

 

▼玄関ドア

■ビフォー

一昔前では当たり前に使われていたのぞき穴のついた鉄製の玄関ドアは、非常に重く周りの壁に同化した配色なのも素っ気のない印象になっています。

インターホンはありますが、音声のみのタイプ。

ドアだけじゃなく周りの床や壁、天井に至るまで薄汚れて暗い雰囲気でした。

 

 

●アフター

着工後は床面にタイル、壁や天井は塗装され一新。

玄関ドアはリアルな木目調で断熱性があり、カギは二重のロックが可能になっているうえドアののぞき穴だけじゃなく、インターホンにもカメラが付いているので防犯対策が飛躍的に向上。玄関ドア周りの壁にはブリック調タイルが貼られているのも魅力的です。

 

 

 

 

 

▼玄関ホール

■ビフォー

着工前。

何もなくただガランとしたホール部分。

特に収納などもなく、極めて簡素な造りです。

 

 

 

●アフター

リフォーム後はキッチンの位置を玄関ホール横に移動させ、対面には靴用の造作棚を配置。棚は可動式になっているので、スニーカーからブーツまでどんな靴でも対応できます。

 

 

 

 

 

 

▼室内

■ビフォー

非常にシンプルに構成されている室内。

無駄が無く非常にミニマムなのですが収納スペースが基本的に皆無で、住まわれる方が独自で用意する必要があり一手間必要です。

また、室内の設備関連も最小構成なので使い勝手の悪さが目立ち、不便な状態だったことが伺い知れます。

 

 

 

 

 

●アフター

リフォーム後、全てを下地から整え窓も新設し、天井や壁はメインでホワイト系のクロス、アクセントに木目調クロスが貼られたことで落ち着きのあるナチュラルな印象になりました。

天井照明は全てダウンライトを使いスッキリまとめ、玄関ホールから続く広い壁面には端から端まで一杯に造作棚を完備していますので、室内の利便性が一気に良くなり自身で用意する収納ケースなどの類も最小限で済むのが嬉しいです。

床面はリアルな木目調が美しいフローリングが新設され、クッション性もあるので下の階への振動も抑制されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼キッチン

■ビフォー

ボックス状になっていた以前のキッチンスペースは簡易的な換気扇と棚、電熱線式のコンロなど最低限の仕様に留まり全てが使い勝手の良くない状態だったのが分かります。

 

 

●アフター

リフォーム後は、一般的なサイズに比べるとコンパクトですが強力な換気能力のあるレンジフードが備わり水栓はレバー式になったことでお湯と水の調整が楽になりました。コンロ部分も一新され、木目調のパネルが使われた各収納スペースも容量があり以前よりも使いやすいキッチンになっています。

 

 

 

 

 

▼ベッドスペース

■ビフォー

着工前は室内空間が開けた状態で、どこを寝床にするのかなどは特に決まっているようには見えません。

 

 

 

●アフター

施工後、奥まったスペースにベッドを置ける十分な空間があることからベッドスペースとして使えるように枕棚やハンガーパイプ、ブックシェルフなどを周りに配置し、以前には無かった収納スペースを大幅に増やして室内の広さを有効活用しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼浴室(ユニットバス)

■ビフォー

着工前の浴室内の様子。

浴槽と洗面台、トイレが全て一緒になり空間自体の狭さも懸念材料ですが、それ以上に衛生的な面で心配です。お掃除をするにしても設備機器が歪に入り組んでいて、手の届きにくい箇所が多く困難な状態でした。

 

 

●アフター

間取りを作り直したことで浴室内に余裕が生まれ、以前よりも広々とした空間になりました。洗面ボウルは浴室内にありますがトイレはセパレートになり衛生面での不安が軽減されています。

また、お手入れについても複雑な部分が無くなりスッキリとお掃除できるようになっています。

室内には木目調のアクセントパネルが意匠的にも良い見映えとなり、以前にはなかった棚が備わり簡易的だった換気扇は、しっかりとした浴室暖房乾燥機能になったことで雨の日などには浴室内での洗濯物干しが可能になっています。

 

 

 

以前、浴室内にあったトイレは間取りの変更に伴い別に設けられ、本体は節水型でお手入れの楽な流線形が特徴的です。

広さ深さともに手が洗いやすい手洗い鉢も使い勝手が良いです。

 

 

 

 
▼洗濯パン

■アフター

部屋の角度を変えて見てみると浴室の隣、奥まったスペースには洗濯パンが設置されました。着工前には洗濯機の配置スペースはなくコインランドリーを利用するか、共有の洗濯機を使う必要がありましたが、部屋に洗濯機を置けることで好きな時にお洗濯も可能になり、以前のようなわずらわしさが解消されました。

 

 

 

 

 

 

◆今回紹介した生駒市東生駒の集合住宅リフォームは如何でしたでしょうか?

 

家造りやリフォームについて真剣に向き合うとき、なかなか見えない空間のアイデアや発想など、家造りのプロ集団でも完璧に実現していくことは難しいのですが、こうして過去に施工した家を振り返ることで、弊社自身も改めて発見できる部分もあり、お客様にとっても家造りやリフォームで利用できる何かしらのヒントになるのでは無いかと思います。是非、参考にしてくださいませ!

 

弊社では、各施工例のパンフレットも多数ご用意しておりますので、気になった仕様や家造りの相談など御座いましたら、お気軽にお問い合わせ下さいませ。