【Pick Up! 施工例】むらくも建築工房の家 #20
【Pick Up! 施工例】では、過去に施工してきた様々な物件をご紹介し、むらくも建築工房の家造りに対する熱意や信念等を垣間見て頂きながら、これから家造りやリフォームを検討しようとお考えの皆様のご参考になるようご説明して行きます。
◆Pick Up! 施工例 むらくも建築工房の家 #20 / マンションリフォーム 奈良市四条大路
▼前回に続き今回もマンションリフォームをご紹介します。前回紹介した現場は明るくモダンなイメージでしたが、今回はナチュラルな木目を広い範囲で活かし造作した棚等が各所で活かされた重厚な印象に生まれ変わりまし。今回のビフォーアフターはどのように変化していくでしょうか?間取りの変化や造作物なども気になるところです!現在マンションにお住まいで、リフォームをご検討されている皆様必見!!こだわりを持って丁寧に施工した「むらくも建築工房」の現場がどんな風に生まれ変わっていくのか?きっと家造りやリフォームの参考なること間違い無しです!
▼玄関ホール
■ビフォー
着工前。全体的に暗い印象で古さを感じる建具類や土間。経年の汚れはもちろんのこと、劣化も出てきた玄関ホール。
●アフター
左手の壁には広範囲で調湿・消臭効果が期待できる「エコカラット」が貼られ、大型のシューズボックスを右手に配置。土間部分はブラウンのタイルを使い落ち着いた印象になりました。
▼さらにホール部分にはデッドスペースを活用した可動式の棚を備え隣には造り付の収納を完備。さらに奥へ進んだ反対側の壁にも既存の収納スペースを造り変え、利便性の高い収納空間を実現しています
▼洋室 その1
■ビフォー
玄関ホールからすぐ左手に備わる以前の洋室内。すでに解体が進んでおり右手奥の壁が貫通していますが、独立した部屋で収納が備わっていた箇所でした。残っているクロスの傷み具合からも一部に変色が見られるなど、状態は良くなかったようです
●アフター
リフォーム後は、右手奥の壁に以前よりも大容量の収納を配置し、壁面の高い位置にも造作の棚をぐるっと囲むように設置しています。木目調の建具に合わせてダークカラーのアクセントクロスを使い落ち着きのある室内に仕上げています
▼こちらはマンション特有の段差を活かして作られた造作のハンガーです。位置が高く壁面一杯に伸びているので、洋服や洗濯物などを掛けておくのに非常に便利です。
▼洋室 その2
■ビフォー
少しわかりづらいですが右手奥側に部屋が二つある状態で、大きく映っている空間は以前のリビング部分です
▼反対から見ると、先ほど紹介した洋室①が開口部越しに垣間見えているのが分かります。左手奥に壁付けのキッチンがありました
●アフター
概ね室内を同じ角度から撮影しています。以前はリビングとして使われていた空間でしたが大きく間取りを変え独立した洋室へと生まれ変わりました
▼新たに間取りが組まれたリビングとは小窓を通じて採光や採風を行うことができるのも面白いポイントです
▼洋室①と同じく段差を利用した造作のハンガーを完備します
▼リビングダイニング
■ビフォー
着工前。LDKと隣接した洋室の一つだった部屋から撮影。
▼部屋からキッチン側を見た様子
●アフター
リフォーム後。施工前と同じ場所から撮影。二つに仕切られた洋室が一つにつながり大空間のLDKへと間取りを変化させました。以前は二つの洋室がベランダに隣接している状態だったので、掃き出し窓からの光がLDKに届きにくい状態でしたが着工後は、室内全体が非常に明るくなっているのが良く分かります
▼リビングの壁にはエコカラットが貼られ造作のTVラックを設置。右手の柱部分も色柄違いのエコカラットを貼ることで重厚さを増した演出をしています
▼ベランダ側を見るとリビングとダイニングの間にある柱を利用してスリット型の深いニッチを設けています。ダウンライトを配置しているので、掛け軸や花瓶など飾りを加えても良し、掃除機や空気清浄などの家電を置くのにも便利
▼ダイニング側には大容量の造り付収納や、電話・FAXを置ける棚をご用意。
ライフスタイルに合わせた使い方が出来るので、使い勝手は抜群です
▼キッチン
■ビフォー
以前の壁付けれていたキッチンは収納量が乏しく、開き戸ベースの為に収納が難しく整理しにくい状態でした。コンロは別で用意されたものが使われ奥まった場所にある影響で調理汚れが部屋中に広がっているのが想像できます。先ほどのLDKの説明にありますが、場所が部屋の中央壁側と言うこともあり、昼間でも照明が無ければ暗かったのではないでしょうか。
●アフター
リフォーム後は調理部分と洗い場スペースがL型に展開された状態になり、以前よりも作業スペースが格段に広がりました。食器洗い乾燥機や高機能なレンジフードが備わり、収納部分は引き戸ベースになった事で整理がしやすく収納量もたっぷりです。加えて造作の収納棚を用意しているので施工前と比べ別次元の空間に生まれ変わっています。
▼キッチン周辺の造作棚
玄関ホールから続くドアのすぐ隣にはコルクボードを壁の一部に使った可動式の収納棚。さらに横には家電などを置ける小さなカウンターがあり、下部はブックシェルフとして利用できるようになっています。
▼こちらはキッチンの奥側ですが、開口部の向こう側は洗面脱衣室になっているので家事動線がスムーズで、手前左手には冷蔵庫置き場、右手には家電用のカウンターや造り付の収納が多数備わっています
■施工中の様子
前回のマンションリフォーム現場では、リビングダイニングを中心に工事過程をご覧頂きましたが、今回はキッチンに的を絞って解体後から完成までの様子を公開します!どんな風に工事が進んでいくのか、どんな施工が施されているのか、完成してしまうと見えなくなる部分も多いので、弊社の施工がどういう内容なのかを、参考までにご覧頂けたらと思います。
▼解体後
既存のキッチンを解体後、配管類が新設され床面には新たな下地を施工していきます。
▼床下地が整いフローリングが新たに施工され、壁面や天井などにも下地ボードが施工されていきます。
▼クロス工事やシステムキッチンの新設が完了し、木部には塗装が行われました。天井にはダウンライトが入り照明類も揃っていきます
▼キッチンに挟まれるように立つコーナーの柱にはキッチンボードの代わりに色味を合わせたモザイクタイルが貼られ完成となります。
▼洗面室
■ビフォー
古く機能性の見劣りも著しい以前の洗面化粧台。床のフロアも全体的に黒く変色しクロスにも劣化が出始めています。また、収納ドアの表面は経年の湿気による影響でしょうか、めくれてきているのが確認できます。
●アフター
着工前と場所はさほど変化がありませんが、洗面脱衣室として必要な機能を盛り込みコンパクトな空間ですが非常に利便性の良いスペースに変貌しています。三面鏡裏が収納になった洗面台は収納量が豊富で、隣には造作の棚を配置。各洋室と同じように高い位置に棚を設け一部の段差には造作のハンガーを敷設しています。
■ビフォー
浴槽が深く狭い昔ながらのお風呂だった浴室。棚らしい棚は見当たらず非常に簡素な造りで、経年のカルシウム汚れで白く変色した箇所や黒カビが発生した箇所が多数見られます。シャワーの高さは二段階にしか調整できず、扉1枚分の奥行しかなく広さに余裕がない空間だと良く分かります。
●アフター
既存の浴室を一度綺麗に解体撤去した後、下地を整えてシステムバスを施工した浴室。フロア部分はお手入れの楽な樹脂製で、壁はブラウンベージュの木目調のアクセントパネルが使われています。換気は24時間強制換気により湿気のこもる心配もありません。また、浴室暖房乾燥機能も完備しているので場合によっては、部屋干に使ったり入浴前に浴室内を温めておくことも可能です。以前よりも格段に使いやすくなった棚も配置され、シャワーも自由に位置を調整できるようになりました。浴槽は以前よりも広く浅めになり快適なバスタイムを満喫できそうです
■ビフォー
簡易的だった以前のトイレ。フロアや壁は全体的に汚れ色が変わってきています。天井の照明は裸電球が古めかしく機能的とは言えない空間でした
●アフター
同じ空間とは思えないほど様変わりしたトイレ内。トイレ本体は節水型のタンクレス仕様でコンパクト。シームレスな造りなのでお手入れも楽で、壁のリモコンを使い各種機能を使うことが出来るので便利です。背後の壁の高い位置には収納を配置、右手の壁には消臭・調湿効果の期待できるエコカラットが貼られペーパーホルダーや収納を備えるカウンターが設置されています。
▼最後に完成後の室内各仕様を紹介した動画を掲載します。弊社代表による説明があるので、内覧をしているような感覚で是非、ご覧下さいませ!
◆今回紹介した奈良市四条大路のお家は如何でしたでしょうか?
家造りやリフォームについて真剣に向き合うとき、なかなか見えない空間のアイデアや発想など、家造りのプロ集団でも完璧に実現していくことは難しいのですが、こうして過去に施工した家を振り返ることで、弊社自身も改めて発見できる部分もあり、お客様にとっても家造りやリフォームで利用できる何かしらのヒントになるのでは無いかと思います。是非、参考にしてくださいませ!
弊社では、各施工例のパンフレットも多数ご用意しておりますので、気になった仕様や家造りの相談など御座いましたら、お気軽にお問い合わせ下さいませ。