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【Pick Up! 施工例】むらくも建築工房の家 #16

 

【Pick Up! 施工例】では、過去に施工してきた様々な物件をご紹介し、むらくも建築工房の家造りに対する熱意や信念等を垣間見て頂きながら、これから家造りやリフォームを検討しようとお考えの皆様のご参考になるようご説明して行きます。

 

◆Pick Up! 施工例 むらくも建築工房の家  #16 / プレミアムリフォーム 生駒市鹿ノ台西02

 

▼今回は、前回ご紹介した現場から程近い場所でのリフォーム現場をピックアップします。今回のリフォームも弊社が力を入れて展開するワンランク上の仕上がりが自慢のプレミアムリフォーム現場。前回紹介した現場では、建物の躯体となる柱や梁、基礎などから手を加え、弱った箇所を徹底的に修復や改善していきましたが、今回はまだまだ使える箇所はしっかりと使い、リフォームが必要な箇所に絞り込んで、とことんパフォーマンスを上げ、新築時以上の使い勝手の良さや利便性を追及し建物を蘇らせました。前回同様、見えなくなる部分にまで、しっかりとこだわりを持って施工していくことで本当に安心して住んでい頂ける家になっています。早速、どんな風に生まれ変わったのか!?きっと家造りやリフォームの参考なること間違い無しです!

 

 

▼外観

■ビフォー

全体的に壁が薄汚れた外観。雨樋は傷みが進み途中で変形している箇所も見受けられます。敷地を囲む塀なども中途半端な印象で、駐車スペースは閉ざされた空間に1台分しかなく、使い勝手は悪いようです。

 

 

 

●アフター

施工後は、閉ざされていた駐車スペースが開放されオープンな外構に変わったことで、2台駐車可能になりました。外観は新設塗装とタイル施工で重厚な印象に変わり、アプローチ周りも一新されたことで明るい洋風の雰囲気になりました。

 

●犬走

着工前はオープンな空間だった犬走は、その広さを有効に使えるように木枠を組み、半透明のトタンで屋根と壁を構成することで、人目を気にすることなく多目的に利用できる広い空間になりました。

 

▼駐車スペース

■ビフォー

塀と生垣、カーポートによって塞がれた暗い印象の以前の駐車スペース。広さが制限されているため、駐車できる車の車種なども限定され、使い勝手は良くありません。また、経年のカビやコケ、汚れで黒く変色しているのが分かります。

 

●アフター

オープン外構になったことで駐車スペースが一気に広がり、十分に2台駐車できるようになりました。無駄な塀や植栽スペースが無くなった事で明るく広々として、土間部分の洗い出しやタイル施工が外観とも相性良く落ち着いた印象に変わりました。

 

 

▼お庭

■ビフォー

植栽部分が多く、手入れが滞ると途端に暗い雰囲気になりそうなアプローチからガーデンスペースにかけての空間。外装は暗く雨染みなどの影響が出ています。

 

●アフター

外観は上下で装いを変え、下部は全面に石目調のタイルが施工されたことで、非常に重厚な雰囲気に変わり、施工前は植栽が煩雑だった通り道もスッキリと明るい印象になりました。同じ場所とは思えないほど、広さが確保されていることが良く分かります!

 

 

 

 

 ▼アプローチ

■ビフォー

以前の門柱は白い部分が雨染みで黒く変色し、黒かびやコケなど発生しています。アプローチ階段のタイルも経年の劣化により白樺現象が見られ、見苦しい状態でした。

 

 

●アフター

オープン外構となった施工後は、門塀も位置関係を上手く利用することで門扉をなくしても、プライバシーが保たれるスマートなデザインになりました。ガラスブロックやタイル、ウッドフェンスなどを組み合わせたアプローチは温かみがあり、とても素敵な仕上がりを見せています。

 

 

▼玄関ホール

■ビフォー

広々としてスッキリとした以前の玄関ホール。ただ、収納は造り付のクローゼットのみで物足りなさを感じます。フローリングやクロスも傷みが出始め、玄関ドアも今となっては古めかしい印象です。

 

 

●アフター

施工後はクロスの影響もあり一段明るくなったように見えます。収納では、造り付部分はそのまま建具や中をリフォームして残し、新たに大型のシューズボックスを新設。間接照明を設置したことでダウンライト一灯のホールも十分に明るくなりました。玄関ドアは建物の仕様に合わせてリアルな木目調の断熱玄関ドアでセキュリティーも万全です。

 

 

▼和室

■ビフォー

着工前は、8畳が二間続く非常に広い和室で神棚や箪笥、床の間など基本的な設えが揃い柱が見える真壁が和の雰囲気を高めます。畳自体は表替えされ綺麗な室内ですが、今となっては使わなくなった大型の嫁入り道具のような収納や神棚など、リフォームより整理されていく必要がありそうです。

 

 

 

●アフター

基本的な室内の仕様は変えず、壁や天井を明るめの仕上げにした事で元々の広さ以上に広がりを感じる空間になりました。床の間周りや障子は新設され既存の箪笥類が撤去されたことで、自由度の高い空間に変わりました。

 

 

 

▼リビングダイニング

■ビフォー

リビングダイニングが一直線で繋がった広い空間。途中に壁がありゾーニングされていたようです。室内は全体的にクロスの劣化が進み、一部では目地が浮いてきています。収納らしい収納は無く、全てが後付で設置されたサイドボードなどで構成され、その影響からか荷物が散らかっていたようです。

 

 

 

 

●アフター

リフォーム後、リビングには大型のTVラックや大容量収納棚が備わりました。下地を整えて施工されたクロスは仕上がりも美しく、以前よりも明るい印象に変貌しています。以前には無かった化粧梁にはスポットライトが設置され、シーリングライトやダウンライトと相まって室内を明るくしてくれています。

 

 

 

▼リビングとダイニングの間、ダイニングとキッチンの間にはそれぞれ「サーモマイルド」が設置され、空気を汚すことなく冷暖房を行なえ、意匠性も高く室内が上品な印象に仕上がっているのが分かります。

 

 

■施工中の様子

着工前から完成までの様子を余すことなく赤裸々に公開します!どんな風に工事が進んでいくのか、どんな施工が施されているのか、完成してしまうと見えなくなる部分も多いので、弊社の施工がどういう内容なのかを、参考までにご覧頂けたらと思います。

 

▼着工前

▼床や天井など基本的な箇所は既存のまま残し、古いサッシを撤去後、開口部の下地を作り直しています

▼サッシの基準に合わせて木枠が組まれた開口部分

▼既存のフローリングを残すことで断熱効果を上げコストを抑えています。直接、既存のフローリンを下地として床暖房を施工して行きます。

▼フローリング新設後、養生シートが敷かれ開口部にはサッシが新設されています。

▼補修された箇所にはボード施工されました

▼クロス下地のパテ施工

▼全てのクロスは新設されて行きます

▼幅木や化粧梁がクロスの施工に伴いハッキリと存在感を見せています

▼壁に一部に上品な雰囲気のタイルが施工されました

▼養生シートが撤去され、ダウンライトなどの照明を設置。タイルが施工された壁の前にはサーモマイルドを施工することで、輻射熱を利用した空調と意匠性を高めています。

 

 

 

▼キッチン

■ビフォー

広いスペースに設置された以前の大型のL型キッチン。収納量はありますが開き戸をメインに構成され、収納には一工夫が必要でした。食器洗い機は後付で作業スペースに置かれ、折角の広さも台無しです。床や天井、キッチン自体も各所が傷み色がはげたり、建付けが悪くなるなど使い勝手に影響が出ています。

 

 

●アフター

リフォーム後、キッチンには食器洗い乾燥機がビルトインで備わり、シンクやコンロ部分の配置を変えることで、作業スペースが大幅に広く使えるようになりました。収納スペースはキッチンでは引き戸を中心に構成され収納の整理がしやすくなり、上部のカップボードも引き下がってくる棚や、水きり代わりにもなる棚などが備わり使い勝手が向上したキッチンスペースに生まれ変わりました。

 

▼洗面脱衣室

■ビフォー

非常に大きな鏡が印象的だった以前の洗面脱衣室。広い空間のわりに収納箇所が少なく照明の配置も少し勿体ない感じがします。奥のクロスは黒く変色が始まり、クッションフロアも全体的にくたびれてきているようです。

 

 

●アフター

施工後は、無駄に広かった空間を収納棚で埋めることで荷物の整理が解消され、必要最低限のものを綺麗に整理しつつ置いて置ける棚も完備されているので、お手入れも楽で使いやすくなったのではないでしょうか。


▼浴室

■ビフォー

現在のシステムバスに近い形状の以前の浴室ですが、パネルはカビやミネラル汚れなどで白く変色し、まだ発展途上中の仕様ということもあり浴室乾燥機能や、細かい部分の機能性はあまり良い性能とは言えません。

 

 

●アフター

施工後は全てが一新され、浴槽はよりシンプルで浅め、そして広くなり最新の自動湯沸し機能を備えました。床面のフロアは冬場でも冷たくなりにくくお手入れも容易で、タイルと比べ非常に機能的です。以前には少なかった棚が大幅に増えたのも嬉しい仕様です。浴室内の壁は全面に木目調のパネルが使われ、落ち着きのある仕上がりとなりました。換気口は24時間強制排気なので湿気もこもりにくくクリーンな室内になっています。着工前は大型だった浴室暖房機器も小型で高性能のものに変わり機能も充実、大幅に使い勝手が向上しリラックスできる万全の浴室が完成しています。


▼トイレ

■ビフォー

当時としては、かなり先端を行く仕様だったと思われる1Fトイレ。トイレ本体と便座の色が違うのは後から、機能性便座を取り付けたためだと思われますが、本体が水色なので不恰好な状態になっています。比較的、綺麗に使われていたようですがフロア面の汚れは気になります。

 

 

●アフター

リフォーム後、以前には無かった換気口が新設され24時間換気になりクリーンな室内になりました。また、クロスやフロアも汚れにくくお手入れの楽な機能性商品が使われています。トイレ本体はタンクレスで省スペース、節水型となり空間が広くなりました。棚や手すり、収納棚、手洗いなども完備され清潔で使い勝手の良いトイレに変貌しました。

 



▼家事室

■ビフォー

非常に汚れが目立つ以前の家事室。基本的に洗濯用としての部屋だったらしいのですが、カビなどの発生も見受けられ、壁の一部には穴が空いてしまっていました。換気は左の壁、上部の窓のみで、湿気のこもりやすい環境だったようです。

 

 

●アフター

施工後、クロスやフロアが一新され明るい雰囲気になった室内。サッシ類も全て新設され勝手口には上げ下げの窓が入り、防犯用の格子も付きました。

 

 

▼2Fトイレ

■ビフォー

もともと広さのある造りだった施工前の2Fトイレですが、全体的な造りは古くクロスは暗くなり各種照明も色が変色しているようです。トイレ本体も、今となっては機能性に物足りなさもあり、お手入れも面倒な構造でした。

 

●アフター

施工後は、クロスやフロア、照明、洗面台に至るまで全てを一新し、広い空間はそのままに以前とはガラッと印象を変え清潔感のある素敵な仕上がりを見せています。手洗いの棚には艶消しホワイトのタイルが美しく、フロアは以前と違って目地が無いのでお手入れが楽になりました。トイレ本体は省スペース型で節水機能も高く、何よりタンクレスなのでさらに広い空間へと生まれ変わっています。

 

▼洋室

■ビフォー

鏡張りのクローゼットのドアが趣向性の強かった以前の洋室。広さがあるのですがベッドや後付のハンガーなどを設置したことで、狭くなってしまっている印象です。クロスやカーペットの床も傷んでいます。

 

●アフター

新たに生まれ変わった室内は、設えが一新されコントラスのある上品な仕上がりになりました、床のカーペットがフローリングになったことでお手入れも非常に楽です。

 

 

▼ベランダ

■ビフォー

経年の劣化もさることながら、コケが生えてしまっている着工前のベランダ。床面は黒く変色し劣化も著しい状態です。


●アフター

リフォーム後のベランダは手すり部分以外は下地から整えて一新され、以前のようなみすぼらしさは消えました。手すり部分も下地を整え塗装が施されているので、新築時と変わらない状態まで回復しています。内外装共に、しっかりと下地を丁寧に整えてから仕上げをしていくことで、本当に価値のあるリフォームが完成します。

 

 

 

◆今回紹介した生駒市鹿ノ台西のお家は如何でしたでしょうか?

家造りやリフォームについて真剣に向き合うとき、なかなか見えない空間のアイデアや発想など、家造りのプロ集団でも完璧に実現していくことは難しいのですが、こうして過去に施工した家を振り返ることで、弊社自身も改めて発見できる部分もあり、お客様にとっても家造りやリフォームで利用できる何かしらのヒントになるのでは無いかと思います。是非、参考にしてくださいませ!

 

弊社では、各施工例のパンフレットも多数ご用意しておりますので、気になった仕様や家造りの相談など御座いましたら、お気軽にお問い合わせ下さいませ。