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【Pick Up! 施工例】むらくも建築工房の家 #15

 

【Pick Up! 施工例】では、過去に施工してきた様々な物件をご紹介し、むらくも建築工房の家造りに対する熱意や信念等を垣間見て頂きながら、これから家造りやリフォームを検討しようとお考えの皆様のご参考になるようご説明して行きます。

 

◆Pick Up! 施工例 むらくも建築工房の家  #15 / プレミアムリフォーム 生駒市鹿ノ台西01

 

▼前回の百楽園に続き、今回も素敵に生まれ変わったリフォーム現場をピックアップします。今回のリフォームは、弊社が力を入れて展開するワンランク上の仕上がりが自慢のプレミアムリフォーム現場です。弊社が得意とする本格的なリフォーム施工は、建物の躯体となる柱や梁、基礎などから手を加え、弱った箇所を徹底的に修復や改善していくことで、新築時以上のパフォーマンスとなって建物が蘇っていきます。見えなくなる部分にまで、こだわりを持って施工していくことで本当に安心して住んでい頂ける家になります。早速、どんな風に生まれ変わったのか!?きっと家造りやリフォームの参考なること間違い無しです!

 

▼外観

■ビフォー

生垣や植栽が鬱蒼と茂る着工前の外観全体。全体的に古めかしい印象で、閉鎖的な雰囲気が暗さを生み、そこに経年の劣化や汚れが加わることで、さらに印象が悪くなっています。門柱やレンガの花壇、塀など雨染みやコケなどで変色し、劣化の一途を進みます。

 

 

●アフター

施工前は、既存の塀が全てほとんど撤去され明るく開放感のあるオープン外構となりました。外構が開放されたことで、建物の雰囲気もしっかりと確認でき以前の暗さが払拭されています。建物外観は、屋根の葺き替え、雨樋新設、下地を整えサイディングを新たに施工し、サッシ類も全て断熱ペアガラスに変わりました。雨戸も昔ながらの木製引き戸式からシャッター雨戸に替わっています。

 

 

▼駐車スペース

■ビフォー

以前の駐車スペースは1台分しかなく、アプローチを兼ねた形状になっていたため大型の車の場合は、随分と狭い所を通るような感じでした。カーポートも古くなり、経年の汚れで黒く変色しているのが分かります。

 

 

■反対側から

植栽がギュウギュウに詰め込まれ、通ることも憚れる雰囲気です。

 

 

●アフター

オープン外構になったことで、駐車スペースが一気に広がり、ゆったりと2台、ゲストが来てさらにプラス1台増えてもも十分に駐車できるだけの広さを確保。カーポートも新設され明るい印象に。足元はインターロッキングと洗い出しを組み合わせ、落ち着きのあるモダンな仕上がりに生まれ変わっています。

 

 

●反対側から

所狭しと鬱蒼と茂っていた植栽が無くなりテンポ良く、要所要所に配置されたことで風通しや見晴らしの良い爽やかな駐車スペースが出来上がり、心地良さが伝わってきます。

 

 

●横から

綺麗に整理された植栽スペースが印象良く、ウッドフェンスとの相性も抜群で着工前の暗さが微塵も見られません。

 

 

▼お庭

■ビフォー

庭というより花壇が並行する犬走と言った雰囲気の着工前。

 

●アフター

ウッドフェンスにより、庭への出入りが目隠しになりつつ容易になっています。庭の奥のほうでは、建物に以前はなかったバルコニーが新たに出来ていることも注目です!!

 

 

■ビフォー

 

●アフター

ここまで変わります!

 

 

 

■ビフォー反対側から

 

 

●アフター反対側から

植栽スペースを最小限にして、テラスを広く設けることで、多目的に活用できる十分な広さのある空間が生まれました。上部は新設されたバルコニーから伸びるテラス屋根がある事で、雨でも出入りできる利便性の高い空間です。

 

●ガーデンキッチン

庭の一番奥にはオリジナルのガーデンキッチンを配置し、庭を広く活用できるように配慮。夏場はBBQに活用したり、多目的に利用できるが嬉しい設備です。

 

●濡縁

こちらも無垢ヒノキ材で造作されたオリジナルの濡れ縁。前面には砂利敷きの中に庭石を小気味良く配置することでモダンでありながら情緒ある風情を楽しめる一角となっています。

 

 ▼アプローチ

■ビフォー

以前のアプローチは、駐車スペースとの関係もあり建物に対して奥まった場所に玄関ドアが設置されているのが分かります。玄関ポストまでは遠く、無駄に長い距離のアプローチでした。玄関ドアは古めかしく、一昔前の喫茶店を彷彿としています。

 

 

●アフター

オープン外構になり、駐車スペースが広くなったことでアプローチにも余裕が生まれ開放的な空間ができた事で、以前よりもポーチの広さを狭くし玄関ホールを広くしています。このリフォームより、玄関ドアから近い位置に門柱を設けているので、ポストからも近く以前よりも快適なアプローチになりました。

 

 

●玄関ドア

玄関ドアにはリアルな木目調断熱玄関ドアが使われ、採光部分はアイアン調の飾りが付いていることで、とても洋風で素敵な印象の玄関周りになっています。また、鍵は上下に箇所にありセキュリティーも万全です。

 

 

 

▼玄関ホール

■ビフォー

パッと見てすぐに気づくのは収納スペースの少なさ。板張りの室内は雰囲気はいいのですが、やはり経年の劣化が出始め、壁や天井、吹抜け周りなどに変色や傷みが見受けられます。

 

 

 

●アフター

着工前よりも玄関ホールが広くなった恩恵で、大型のシューズボックスを設置しても余裕のあるリフォーム後の玄関ホール。天井の一部はアクセント的に勾配が設けられ、奥の階段用の壁にはエコカラットが施工され、新たに収納スペースも造られました。以前はブラケット照明一つだけで暗かったホールは、ダウンライトやペンダントライトなどが配置され、非常に明るい印象に生まれ変わっています。

 

 

 

 

▼和室

■ビフォー

着工前は、6畳に箪笥や床の間、縁側があり真壁作りで情緒ある本格的な和室でした。ただ、全体的な設えの傷みが進み、建付けも悪く畳も退色しています。襖の奥はLDKへと続く間取りす。

 

 

 

●アフター

リフォーム後は空間をコンパクトにし、モダンな大壁の畳ルームにすることで、多目的に利用できるような間取りに変わりました。和室をコンパクトにしたぶんだけ、LDKに広さが生まれ以前のような細かく区切られた間取りではなく、現代風に大きなLDKスペースとプラス一室という仕切り方に変わっています。

 

 

 

 

 

▼リビングダイニング

■ビフォー

和室からの続き間として、板の間のリビングダイニング、そして奥にはキッチンスペースが垣間見える着工前の様子。広い開口部分には単板のガラスサッシが備わり、冬場は結露が発生し冷風の隙間風で寒かったことが想像できます。間取り自体も細かく分断された仕切り型なので、一つ一つの部屋が狭く窮屈な印象です。

 

 

●アフター

コンパクトになった和室の影響で、広さが出たリビングダイニング。以前のキッチンスペースとの壁も無くなり対面式のキッチンとしてLDKが一つの大空間を造ることで、着工前よりも格段に開放感のある、伸び伸びした室内に仕上がりました。天井には化粧梁が連なり、リビングの一角にはエコカラットが施工され、上品な印象です。収納場所も多く、木目を多用することで落ち着きのある空間になりました、大型の掃き出し窓は断熱効果の高いペアガラスが入り、ちょうど庭を眺めたときに、シンボルとなるガーデンウォールが見えるように配置され、外部への繋がりも意識された全体の空間作りになっています。

 

 

 

 

■施工中の様子

着工前から完成までの様子を余すことなく赤裸々に公開します!どんな風に工事が進んでいくのか、どんな施工が施されているのか、完成してしまうと見えなくなる部分も多いので、弊社の施工がどういう内容なのかを、参考までにご覧頂けたらと思います。

 

▼着工前

▼壁や床、天井などが解体撤去されました

▼既存の布基礎にはコンクリートが打設され、土のないベタ基礎のようなハイブリットな基礎になり一部には補強用の立ち上がりも造られています

▼柱には、防腐・防蟻塗料が施工され新たに大引や根太が施工されて行きます

▼柱や梁にはしっかりと耐震金物が施工され、耐震強度を上げて行きます

 

▼大引の下には鋼製の床束が施工されました

▼各種配管類の新設行なわれ、断熱材にくるまれた給湯配管も新設されます

▼床下にはしっかりと断熱材が施工され、着工前にはあったと思われる底冷えは解消されそうです

 

▼床には下地合板が施工され、外壁部分は一部が撤去されました

▼外壁周りは下地が作り直され全てのサッシが新設。その後、吹付け断熱材が施工されています

▼こういった細かい隙間にも入り込み、しっかりと断熱効果を発揮できるのも吹付け断熱材ならではの特徴です

▼火打ち柱など、外部とつながる金物部分にもしっかりと断熱材は施工され、熱橋現象を抑制します

▼屋根裏部分も、吹付け断熱材は施工され暑い日ざしによる室内温度の上昇を抑えます

▼天井下地が施工されました

▼天井にボード施工が完了。以前にはなかった化粧梁があるのが、ハッキリと分かるようになりました

▼フローリングが新設されました。このタイミングで、床暖房も施工が完了しています

▼壁にもボードの施工が終わりました。一部に白いボードが見えるのは、耐震性のボードで各所に配置することで、建物全体の耐震強度を金物だけでなく、壁面でも向上させています

▼照明やコンセントなどの下穴が施工されました

▼クロスの下地となるパテが施工されました

▼クロス施工

▼キッチンや建具類の施工が、壁にはエコカラットも施工され仕上げに近づきます

 

▼造作の建具類も施工され、すべての照明がそろいました。最終の仕上げとして美装の洗い施工が行われ、隅々までピカピカで完成しました

 

 

▼キッチン

■ビフォー

キッチンとして使われていたのか、ダイニングキッチンとして使われていたのかは分かりませんが、キッチン自体が壁付けされているため常に背中を向けて作業している状態で、生活動線は良くなかったようです。壁や天井、床面は全般的に傷みも進み変色、はがれ、汚れなどが蓄積されていました。

 

 

●アフター

同じ角度から見た施工後の様子。一目瞭然で変わった様子が分かります。何と言っても、空間が伸び伸びと広く、対面式になったことで作業効率も大幅に向上。収納スペースも、カップボードを含め大容量になり、全体の雰囲気が一変しています。

 

 

■ビフォー

タイル貼りされた壁を挟むように吊戸棚と壁付けキッチンが配置された以前の室内。キッチンは構造自体が非常に古く、コンロ部分は後付仕様で、収納スペースもほとんどが開き戸になっているため、整理が難しい状態です。勝手口の位置も、本来冷蔵庫があってもおかしくない場所で、動線の悪さが見て取れます。

 

●アフター

対面式となり、収納スペースも大幅に増えたシステムキッチンは、以前には無かった食器洗い乾燥機が装備され、コンロもIHクッキングヒーターが始めからビルトインで備わっています。作業スペースは全て人造大理石で美しく、作業スペースや家電の設置場所も広々としています。奥には冷蔵庫設置場所も用意され、勝手口からはテラスへと出られるためゴミの処理なども簡単です。

 

●造作収納

造り付の収納内部は、可動式の造作棚。隣には、同じく造作による大型のブックシェルフが備わり、多目的な荷物の管理が可能になっています。

 

 

 

▼洗面脱衣室

■ビフォー

古びた以前の洗面室内は、後から付けたような棚やハンガーパイプが多数あり使い勝手が悪かったようです。一見綺麗なように見ますが、床面や洗濯パンなど汚れだけでなく傷んだ箇所も多く点在しています。

 

 

●アフター

施工後は、間取りの変化に伴い以前よりも広くなった室内。造り付の大容量収納も備わり、床下にも収納が作られました。洗面化粧台は、収納部分が引き出し式になり以前よりも荷物の整理が簡単になり、三面鏡裏部分も収納になっているため利便性が、大幅に向上しています。


▼浴室

■ビフォー

水色のタイルが施工された以前の浴室。床面もタイル貼りで冬場の冷たさが伺え知ります。浴槽はシンク仕様で底が深く、後付された手すりが無ければ出入りに難があったようです。浴室内には棚らしきものは無く、エアコンの様な特大サイズの浴室乾燥機が設置されていました。

●アフター

施工後は全てが一新され、浴槽は浅めで以前よりも広くなり最新の自動湯沸し機能を備えました。床面のフロアは冬場でも冷たくなりにくくお手入れも容易で、タイルと比べ非常に機能的です。以前には無かった棚が大幅に増えたのも嬉しい仕様です。浴室内の壁は全面に木目調のパネルが使われ、落ち着きのある仕上がりとなりました。換気口は24時間強制排気なので湿気もこもりにくくクリーンな室内になっています。着工前は大型だった浴室暖房乾燥機能も小型のビルトイン型に変わり機能も充実、大幅に使い勝手が向上しリラックスできる万全の浴室が完成しています。


▼トイレ

■ビフォー

中途半端な高さまでピンク色のタイルが施工されていたトイレ。浴室同様、フロアはタイル貼りされ水洗いすること前提の配水管が設置されています。当時としては機能的だったと思われるトイレ本体も今となっては、あまり使い勝手が良いとは言えません。

●アフター

間取りの変更に伴い階段下のスペースが使われたリフォーム後のトイレ。以前よりもやや空間はコンパクトになったものの、トイレ自体はタンクレスで省スペースなので全く狭くは感じないほどです。また、空間に余裕があるので各種収納スペースを設けています。トイレ自体の機能性も簡単で多機能になり以前よりも清潔で使いやすくなっています。

 

 

●造作棚

空間に余裕ができたトイレの背面には、造作により収納棚が設けられました

 



▼階段

■ビフォー

着工前は板張りだった階段周り。手すりの位置関係が影響して、スイッチが隠れてしまっていました。

●アフター

階段は全てを新設し、手すりの位置も変えたことで、スイッチをしっかりと押せるようになりました。板張りだった雰囲気も木目とホワイトのクロスでコントラストが生まれ、明るくメリハリのある落ち着いた印象に変わっています。

 

 

▼2Fホール

■ビフォー

吹抜けの採光が豊かな以前の2Fホールの様子。壁や天井などの傷みが無ければ、問題ない雰囲気にも感じます。

 

●アフター

施工後は、間取りの変更に伴い吹抜け自体の広さは無くなりましたが、しっかりと窓を二箇所設けたことで明るさは十分に確保され、着工前はFIXでしたがリフォーム後は窓の開閉が可能になったため、風の通り道も確保されました。

 

●造作手洗い

こちらは着工前には無かった手洗いスペース。やはり間取りの変化に伴いトイレ横の空間を利用してコンパクトながら、必要十分な機能を備えています。天板はホワイトのタイル貼りになっているため、可愛らしい洋風の印象でお手入れも容易です。

 

 

▼2Fトイレ

■ビフォー

1Fとは雰囲気が変わり、かなりシンプルな状態だった以前の2Fトイレ。機能性は皆無でした。

 

●アフター

新たに生まれ変わったトイレ本体にはウォシュレットなどの機能性の高い仕様が標準装備され、お手入れも楽な本体構造になっています。

 

 

▼洋室

■ビフォー

板張りの壁と絨毯敷だった以前の室内。収納は壁に収まりスッキリとしていますが空間に対して収納容量は少なく、床面の絨毯はお手入れが難しく、しっかりと掃除が行き届いていないとダニの巣窟となりそうです。また、出窓部分の作りも簡素で、あまり工夫が感じられませんでした。

 

 


●アフター

以前は別々だった収納を一つにまとめたことで、間のスペース分も収納として使われているので、容量が向上しています。室内は板張りからクロス施工になり、床面はフローリングに変わりお掃除も簡単に。壁には新たにブラケット照明を配置し、より雰囲気のある仕上がりを意識しました。出窓部分は天端にタイルを施工し、コンセントや照明用のスイッチを配置。より使い勝手が良く、意匠性もしっかりと高めています。

 

 

 

 

▼2F和室

■ビフォー

施工前の2F和室は真壁作りでした。天井や畳などの劣化は著しく、状態はあまり良くありません。

 

 

●アフター

リフォーム後は、全体が完全に洋室の仕様と変わり床はフローリングになりました。また、奥の窓は大きな掃き出し窓に変わり、着工前には無かったバルコニーへと出ることが出来ます。

 

●バルコニー

今回のリフォームにより大きく変わった箇所の一つであるバルコニー。着工前には無かったバルコニーは1F部分の下地から作り直すことで、広々とした空間を確保し以前の間取りでは成し得なかったバルコニーでの干し物が可能になりました。また、室内には大きな掃き出し窓からの採光も豊かで、明るく心地の良い空間造りにも一役買っています。

 

 

 

◆今回紹介した生駒市鹿ノ台西のお家は如何でしたでしょうか?

家造りやリフォームについて真剣に向き合うとき、なかなか見えない空間のアイデアや発想など、家造りのプロ集団でも完璧に実現していくことは難しいのですが、こうして過去に施工した家を振り返ることで、弊社自身も改めて発見できる部分もあり、お客様にとっても家造りやリフォームで利用できる何かしらのヒントになるのでは無いかと思います。是非、参考にしてくださいませ!

 

弊社では、各施工例のパンフレットも多数ご用意しておりますので、気になった仕様や家造りの相談など御座いましたら、お気軽にお問い合わせ下さいませ。